8月
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Phal. sanderiana Mindnao | Den. bandii Sumatra島 | Den. cinnabarinum v. angustitepalum |
Den. dianae bicolor Borneo | Den. leoporinum semi_alba NG | Den. leoporinum NG |
Den. strepsiceros aff NG | Phal. floresensis Flores島 | Den. aurantiflammeum Borneo |
Coel. celebensis Celebes島 | Vanda merrillii .Luzon (Aurora prov) | Vanda mindanaoensis Mindanao |
Bulb. translucidum Leyte島 | Bulb. fascinator green Thailand | Vanda dearei Borneo |
Bulb. longicaudatum PNG | Bulb. unitubum NG | Bulb. cootesii フィリピン(Dinagat島) |
現在(22日)開花中の3種とsp種の改版予定ページ
現在開花しているDen. elineae、Bulb. scotinochiton、Bulb. annandaleiと、これまでspとしてきたBulb. acuminatumの改版予定ページを下記の種名リンク先に掲載しました。Den. elineaeはルソン島生息の2017年登録の新種です。一方、Bulb. scotinochitonは北スマトラ島生息で2005年の登録です。いずれも新種故か栽培等に関する情報は殆どありません。当サイトでは、Den.elineaeは4年間、Bulb. scotinochitonは6年間の栽培を通して凡その成長適正環境を知ることが出来ました。またタイやマレーシアに生息のBulb. annandaleiは多様なフォームがあり下画像はマレーシア・キャメロンハイランドでの入手株です。右写真の赤いバルボフィラムは、Bulb. acuminatumとしてネット上に見られるものの、同種名には2009年登録のBulbophyllum cercanthumに似た種もあり情報が錯綜しています。当サイトではBulb. acuminatumとして扱うことにしました。下写真の左から3種は本日午前中の撮影です。Den. elineae North Luzon | Bulb. scotinochiton Sumatra | Bulb. annandalei Cammron HL | Bulb. acuminatum Borneo |
現在(22日)開花中の多輪花6種
多輪花タイプの現在開花中の花を撮影しました。上段左のBulb. lasioglossumは15株程が葉付バルブ数10個以上の大きな株になっています。中央のDen. boosiiは2株分です。右株は多数の疑似バルブから成りますが、これで一株です。Den. deareiは今月当ページの最初の花と同株で全開したため再度の撮影です。本種は2ヶ月以上咲き続ける長寿命開花種です。Bulb. lasioglossum Luzon (Nueva Ecija) | Den. boosii Mindanao (Bukidnon) | Den. reypimentelii Mindanao (Bukidnon) |
Den. dearei Borneo | Den. igneoniveum Sumatra | Phal. lindenii Luzon (Nueva Vizcaya) |
Vanda roeblingiana alba (aurea?)の開花
1昨年11月の歳月記にVanda roeblingianaのアルバフォームを紹介しました。自家交配を試みましたがシイナが上手く成長しませんでした。おそらく受粉後の栽培温度に問題があったのだと思います。今回は栽培場所を変えての再度の挑戦となります。本種は色合いからするとalbaよりはaureaフォームと思いますが、黄色あるいは緑色の変色体もなぜかalbaと呼ばれることがあるため、当サイトではしばしば両方の表現を用いています。おそらく世界で唯一の変種株と思います。これまでは炭化コルクに根を乗せて栽培していましたが、6月にトリカルネット筒に移植しました。今回は自家交配とともに、このalba株の花粉を一般フォームのroeblingianaへも受粉し他家交配も試みる予定です。下画像は22日撮影です。Vanda roeblingiana alba (aurea?) ルソン島 |
バルボフィラムの新種それとも奇形?
バルボフィラムの株の中に、これまで見たことのない様態で花が開花していました。花はバルボフィラムEphippium節の形状に似ておりドーサルセパルおよびペタルの外縁に細毛が見られ、バルブ形状(バルブ、葉、リゾーム)は同節のBulb. gusdorfiiに似ています。しかし今回開花した株は、同節やシルホペタラム節に通常見られる、10 - 20cm長の花茎(軸)がバルブ元から伸び、その先端に短い花柄が放射線状に並び2 - 10輪の花を付ける様態ではなく、下写真に見られるように、やがてバルブに発達するであろう新芽の先端、すなわち若い葉元から直接、花柄が伸び花を付けています。(1) 花形状 | (2) リップ周辺拡大画像 | (3) 花側面画像 |
葉元から2本の花柄が伸び花を付ける様態 | 株形状 |
現在(17日)開花中の9種
豪雨が続く中、温室内で開花中の9種を選んで撮影しました。上段左のデンドロキラムDend. magnumはフィリピンの固有種です。orchidspecies.comでは本種の生息域は1,200m以上のクールタイプとなっています。しかし、本種が多数栽培されていたフィリピンタガイタイに近いアルフォンソのラン園では、通年の最低気温が20℃を下まわることはなく、下写真はこの農園で入手した株で10年近く経ちますが、当サイトでも高温室での栽培でよく成長しています。より低地の生息種ではないかと推測しています。また上段右は2016年の発表の新種Airides migueldavidiiとしてマニラ北部のPulilan地区のラン園で2019年に入手したものです。しかしOrchideen Journal 2016,No.4 を読んでもAerides quinquevulneraとは別種とする程の明確な違いが分かりません。Dendrochilium magnum Philippines | Den. cymboglossum Borneo | Aerides migueldavidii? Mindanao |
Vanda ustii Luzon (Nueva Ecija) | Den. insigne PNG | Den. subclausum NG |
Den. vexillarius v. retroflexum? NG | Den. cuthbertsonii NG | Den. curhbertsonii orange NG |
円筒支持材全面への株の取付け
同種同士を寄せ植えして大株に仕立てたい、あるいはスペースがないので寄せ植えしたいなどと思案する趣味家も居られることと思います。当サイトでも海外からは同種であっても数十株単位で入手することが普通で、そうした植付けを考えざるを得ないことがあります。もともと現地の2次業者は、元株は大株であったものを利益を得るために小分け切断して販売することが殆どで、我々が通常入手する4-5バルブ程のサイズ株は、特にバルボフィラムにおいては、自然界ではむしろ稀な生態であり、分割されたかなり小さな株を栽培していることになります。それならば同一ロットの同種の寄せ植えは、元の株姿に戻しているようなものと考えることもできます。Bulb. sp Borneo | (1) トリカルネット筒50㎝長 | (2) ゴムバンド | (3) ゴムバンドの筒取付 |
株の仮植え | トリカルネット筒表面 | トリカルネット筒裏面 |
種名が確定したバルボフィラムとネット上での問題種名
これまで当サイトで栽培中のバルボフィラムには、花が未確認で種名不詳となっている株が多数あります。花を確認した後でも、40種ほどが現時点で名前が分かりません。そうした中、開花後のネット調査で登録されていることが分かった3種を下画像に取り上げてみました。左のBulb. acehenseは昨年発表された新種で、当サイトでは2017年5月に入手、同年12月の歳月記に開花した画像を紹介し、翌年の2018年にはサンシャインラン展に3,000円で出品しました。spとしていたためか購入者はいなかったと思います。中央のBulb. sannioは2009年登録の種で最近しばしば取り上げています。2018年8月入手し、開花を最初に紹介したのは2019年7月です。また右は当サイトにspとして登場したのは2018年です。Bulb. bolsteriは古くから知られた種ですが、Cootes氏著Philippine Native Orchid Species 2009 pp39に掲載の本種画像と比較すると、下右写真とはかなり異なった印象であったため同定が遅れました。前記著書にある花画像の撮影者は、フィリピンで多くの新種を発見しているW. Suarez氏で、現在の当サイトのバルボフィラム・サムネールにある画像も2012年本人から直接頂いた同じ写真です。Bulb. bolsteriについては類似する種名不詳種もあり、これらを含めて改版予定ページ(下記のリンク先)に掲載しました。Bulb. acehense スマトラ島北部 | Bulb. sannio パプアニューギニア | Bulb. bolsteri フィリピンルソン島 |
Bulb. sp20 キャメロンハイランド | Bulb. sp11 スマトラ島 | Bulb. sp08 ニューギニア |
現在(4日)開花中の18種
現在開花中の18種を選び撮影しました。1段目右のDen. dianaeは、一般フォームが持つリップ中央弁基部左右の茶褐色の斑点が無いことからaureaフォームとしました。5段中央のBulb. amplebracteatum のセパル・ペタルの黄色は他の種には見られない鮮やかさで、良く目立ちますす。その右隣のMormolyca rufescensにはエクアドルMundifloraからの引き受け株でしたが、ラベルにgiantの添え字が付いていました。しかしこれまでの花サイズはほぼ5cmと標準サイズで、Den. tobaenseのように成長度合いによりサイズが変化するのかも知れません。ビスケットのような甘い香りがします。Draculaは多数が開花しており、6段目の3種はいずれも花サイズが大きく、特にDracula marsupialisは希少種なのか、マーケットでは同属他種と比べかなり高額です。Den. dearei Borneo Sabah | Den. crocatum Pen Malaysia | Den. dianae aurea Borneo Kalimantan |
Den. fairchildiae Luzon (Nueva Ecija) | Den. annae Sumatra | Den. balzerianum Leyte |
Phal. bellina alba Borneo | Phal. venosa Sulawesi | Phal. fasciata Luzon (Bataan) |
Vanda roeblingiana Luzon (Benguet) | Vanda sanderiana Mindanao (Davao) | Coel. cuprea Borneo |
Bulb. bandischii NG (Irian Jaya) | Bulb. amplebracteatum Moluccas | Mormolyca rufescens Ecuador |
Dracula marsupialis Ecuador | Dracula roezlii Colombia | Dracula minax Colombia |