2月
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Bulb. glebulosum | |
Bulb. emiliorum | |
Bulb. tenuifolium |
Sumatra島からのBulbophyllum aeoliumとCymbidium lancifolium
下写真上段は新たにSumatra島から入荷したBulb. aeoliumです。本種はBulb. kubahenseやBulb. lasianthumなどと同様にバルブ間のリゾームが長く、植え付けには困ったバルボフィラムです。特にSumatra島生息種はBS株となると葉が大きくリゾームが固いため曲げてバスケットに収めることが困難で長い棒状の取付材が必要にになります。上段左は60㎝ x 9cm x 3cmの炭化コルクに取り付けたもので先端のバルブから30㎝程の伸びしろを設けています。Bulb. aeolium Sumatra | |
Cym. lancifloium Sumatra |
スラウェシ島(ソロモン諸島から修正)とソロモン諸島からのデンドロビウム2種
Den. sp (endertii?) Sulawesi | ||
Den. sororium Solomon islands |
新入荷種の植え付けと整理
東京ドームラン展が終わりました。当ブースに来られた多数の趣味家の方々には感謝申し上げます。これから1週間程は温室の整理と、ラン展直前にフィリピン訪問で持ち帰った株とマレーシアから2代目に持って来て頂いた多数の株の植え付けがあり、その中には新種や現在のマーケットにはほとんど見られな原種も含まれこれらは順次本サイトにて紹介していきます。東京ドーム世界ラン展2019
いよいよ15日より22日まで東京ドームにて世界ラン展が始まります。昨日(13日)プレオーダーを含め発送のための梱包を終え、本日14日はドーム会場への搬送と設置となります。本サイトは1月のサンシャインラン展同様に2010年以降に発見あるいは新しく国内マーケットに登場した種を中心に150種程の野生栽培株の展示販売を行います。一方、ドームの気温や湿度の中でランを長期間品質維持することは大きな課題で、購入を予定される方にとって特に胡蝶蘭については初日からの3日間が重要な期間となります。本サイトにとって今年は、とりわけデンドロビウムやバルボフィラムなど直近の入荷が多いため順化処理を必要とする株も見られこれらは原則未掲載としており、こうした原種については順次本サイトで紹介しながら、順化状況と趣味家の栽培環境に合わせ浜松温室からの直送の予約を行います。一方、東京ドームラン展では原種とりわけ野生栽培種の入手や栽培方法等の情報交換を行う上で良い機会でもあり、原種愛好家の多数のご来場をお待ちしております。Vanda coerulea 野生栽培株
Vanda coerleaの野生栽培株を入手しました。本種はミャンマーからタイの800m - 1,700mに生息し、青色のVandaを作出する種親として良く知られた種です。現在市場での本種名のVandaは、ほとんどが実生や交雑種で野生株の入手は極めて困難です。実生と野生株との違いはその色の濃さにあるとも言われています。今回タイと繋がりの深いPulian Bulacan地区のフィリピンラン園を訪問し、園主が交配用の種親として保管している5株程のVanda coerulea野生栽培株の内、2株を分けてもらいました。果たしてどのような色合いが見られるか今後の楽しみです。1株を販売用としてドームラン展に出品します。Vanda coerulea wild |
Cleisocentron abasii その2
Cleisocentron abasiiの野生栽培株大小合わせて40株の植え付けを開始しました。これまで入手したCleisocenron属では、Clctn. merrillianum、gokusingiiおよびwide leafタイプの3種で、今年になりClctn. abasiiが加わりました。市場ではClctn, gokusingiiをClctn. abasiiと誤って販売している事例が見受けられますが、明確な違いは花茎の長さでClctn. abasiiは10 - 15㎝程に対してClctn. gokusingiiは1㎝程と短く、またClctn. abasiiと見間違うほどの葉幅が広く似たwide leafタイプも花茎はClctn. gokusingiiとほぼ同じ短長です。下写真左は浜松にて取り付け直後のClctn. abasiiの一部で、右はそのロット内の花茎を撮影したものです。今回入手した株は茎の長さが10㎝から40㎝程と多様です。Clctn. abasii |
Cleisocentron abasii
3年目にしてやっとClesocentron abasiiの野生栽培株を入手できることになりました。下写真に示すように高品質です。東京ドームラン展には30点ほど展示販売する予定です。株の長さにより価格は異なりますが5,000円からを予定しています。現在市場ではCleisocentron gokusingiiを本種と誤って販売しているサイトが見られますが、最も大きな違いは花茎が通常10-15㎝長であること、また葉が下写真にようにClisocentron gokusingiiに比べ薄く、より開いています。Cleisocentron abasii |
Aerides
上段は左が2016年登場のミンダナオ島生息種Aerides migueldavidii、右がAerides magnifica albascens、下段がAerides leeanaです。いずれも入手難な種です。今週からの東京ドームラン展 にAerides magnifica と共に後者2種を展示販売します。Aerides migueldavidii | Aerides magnifica albescens |
Aerides leeana |
Phal. schillierianaとPhal. equestris blue
Agitest検証を経たPhal. schilleriana L および特大サイズを200株現地で入手し、その内取り敢えず85株を日本に持ち帰りました。最大サイズは42cm(右写真)です。特大サイズの葉長は一般に言われるロングリーフとは異なるタイプですが長さ的には同等です。下写真上段は右からそれぞれ2株つづ特大サイズ(>35cm)、Lサイズ(30 - 34㎝)、一般サイズ(<29㎝)です。実生株では育成困難な大きなサイズであっても本サイトは一般サイズとしています。Phal. schilleriana | |
Phal. equestris blue-lip |
ミンダナオ島からの新種3点
今回のフィリピン訪問でミンダナオ島生息の3種を入手しました。いずれも2006年直近の新種です。それぞれ下記となります。right: Den. schettleri、center:Epicrianthes charishampeliae、left:Epicrianthes jimcootesii |
フィリピン訪問
5日から本日(9日)までフィリピンに出かけていました。ドームラン展前の大忙しの中で450株近い株を持ち帰ってきました。ミンダナオ島からの新種や人気の高い種が多数含まれており、明日から順次本ページにて紹介していきます。また来週早々にはマレーシアからの荷も届きます。こちらもラン展には何とか間に合わせたいと思っています。東京ドームラン展用プレオーダリスト
プレオーダーリストはトップページ中央右端下の「プレオーダリスト2019」からアクセスできます。11日までの受付となります。ラン展出品の一部 I
花画像はそれぞれの画像下の種名をクリックすることで見られます。Vanda deareiは一枚の葉長が35㎝を超えるFSサイズです。Den. odoardiはラン展出品は初めてです。Aerides roseaは雲南省生息種となります。Vanda coerulescensおよびParaphal. serpentilingueは蕾付きあるいは開花株を、Den. rindjanienseは茎長40㎝を超える大株を含め出品します。Den. rindjaniense |
Den. odoardi |
Rhynchostylis coelestisblue |
Vanda dearei |
Aerides rosea |
Aerides krabiensis |
Den. aurantiflammeum |
Paraphal. serpentilingue |
Vanda coerulescens |
東京ドームラン展
今月15日から東京ドームラン展が始まります。本サイトのブーズは4m x 2.5mの広さで、隣にはエクアジェネラとペルーフローラが並び、入り口からは一番奥左となります。新たに海外から入荷する品種の多くが来週から再来週の到着となるため、東京ドームラン展のプレオーダーリストは1月のサンシャインラン展とほぼ同じ内容とし、新入荷種はラン展会場での直販および予約(海外から入荷する品種の一部には順化処理を必要とする株が含まれる可能性があり、これらは予約により順化後に宅配便による発送)といたします。プレオーダーは3日にリストを本サイトにアップデートし、4日から11日までを受付期間とさせて頂きます。なお歳月記1月に記載しました中国雲南省を中心とするランは各品種それぞれ1-2点ですが会場にての販売となります。