12月
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Den. sp SECTION Conostalix complex? 2018年12月入荷種 (Den. tomaniense) | ||
Den. pinifolium | ||
Den. sp 2015年12月入荷種 (Den. squarrosum) |
デンドロビウムのページ更新
主に2017年から今年8月までに入荷し歳月記にて紹介した凡そ40種のデンドロビウムを、デンドロビウム・サムネールに追加更新しました。現在はバルボフィラムのページ更新に取り組んでいるところです。AJOSサンシャインラン展2019プレオーダー
来年1月10日からのサンシャインラン展出品のプレオーダーリストは胡蝶蘭原種のみとしました。プレオーダーリストは下記サイトをご覧ください。1月4日まで受け付けを行います。その他の属種は会場での販売となります。2017年から2018年のデンドロビウム、バルボフィラムなど新入荷種(歳月記掲載)はほぼ全種を出品予定です。今年秋以降の入荷種は順化中のものが多く、この季節下においては搬送・展示による作落ちリスクが高いため、ラン展開催直前まで順化状態をチェックし良好な選別種のみを展示販売とします。デンドロビウム等の他種のプレオーダーをご希望される場合はお問い合わせください。株の状態を見て出荷可能なものは個別にメールにてご連絡致します。なを出品予定種のリストは1月5日までに本サイトに掲載いたします。今回出品するDimorphorchis lowiiとParaphalaenopsis labukensis
こちらもDmrphr. tenomensis同様に素直に伸びた写真左のDmrphr. lowii BSと、4年ぶりとなりますがParaphal. labukensisの1mサイズを出品します。これでParaphalaenopsisはParapahl. deneveiとParapahl. serpentilingueの3品種が揃うことになります。Paraphal. labukensisは根が高湿度を好むため、炭化コルクに保水力の高いソフトFernを重ねた2層構造に取り付けています。Dmrphr. lowii は従来価格、Paraphal. labukensis1mサイズとしては従来(本サイト)の1/3程の6,000円を予定しています。Dmrphr. lowii | Paraphal. labukensis |
現在開花中のDendrobium rindjaniense
Den. rindjanienseの多くの株が開花中です。ラン展には開花株を展示できると思います。Den. rindjaniense |
Phalaenopsis amabilis SabahとDendrobium deleonii
下写真左は久々に入荷したPhal. amabilis Sabahで35㎝炭化コルク付けです。これでサンシャインラン展にはJavaおよびSulawesiの3地域からのPhal. amabilisをそれぞれ出品することになります。一方、フィリピン・ミンダナオ島からのDen. deleoniiは炭化コルク(写真右)とポット植えの2つの植え込みで合わせて現在40株程が現在浜松にて順化中ですが、価格を若干下げ(4,000円)その一部を出品する予定です。Phal. amabilis Sabah | Den. deleonii |
Dimorphorchis tenomensis
本種はボルネオ島Sabah標高800m - 1,000mに生息し、30cm - 40cmの長く下垂する花茎に上部の3 -4輪の花は黄色のベース色にまだらに赤い斑点のあるフォームと、下部には8 - 10輪の白色をペースに赤紫の斑点でほぼ埋め尽くされた2つのフォームを持つDimorphorchisです。Dmrphr. lowiiやrosiiは良く知られていますが本種は2008年登録の新しい種となります。2017年7月のマレーシア訪問にて最初に入手して以来2回目となります。Dimorphorchisを現地で入手する際の問題点は、野生栽培株は殆んどの株が曲がりくねっており、茎が真っ直ぐ伸びた株はほとんど無いため植え付けを考えると非常に厄介なことです。10株程を入手予定でしたが今回は姿勢の良い株のみを3株選び持ち帰りました。下写真がそれらで、このようにストレートに伸びた株は5本に1本程度しかありません。2株はスリット入りポットに大粒のバークとゼオライトでの植え込み(写真左)、1株は木製バスケット(写真右)としました。いずれもBSサイズであり来年の開花を期待しています。サンシャインラン展にはポット植えの2株を出品します。国内マーケットのネット情報は見当たりません。Dmrphr. tenomensis |
Dendrobium nindii
珍しくオーストラリアを主な生息地(一部にはニューギニア)とする白いセパルにブルーのリップをもつSpatulata節デンドロビウムDen. nindiiが5年ぶりに入荷しました。3年前から毎年、マレーシアラン園に問い合わせをしていたのですが、今回クアラルンプール近郊のラン園にてやっと本種の野生栽培株を入手しました。現在は実生がマーケットの主流であり、シノニムであるDen. ionoglossum名が使われているようです。下写真右は今回入手した株で、左はDen. nindiiの花です。Den. nindii |
Dendrobium serena-alexianum (後述:Den. punbatuense)
ボルネオ島低地生息のCalarifera節デンドロビウムです。Den. datinconnieaeaに似ていますがリップ形状が異なります。2008年登録の比較的新しいデンドロビウムのためか国内でのマーケット情報はネットからは見当たりません。20株程を持ち帰りました。3,000円を予定しています。Den. serena-alexianum |
Dendrobium sp (Solomon Islands)
ソロモン諸島からの名称不詳のデンドロビウムで、ラン園では初入荷とのことでした。写真左および中央が株で、炭化コルクと木製バスケットの植え込みです。根の形態からは垂直面での活着が窺えます。葉は卵形から楕円形で表面は濃緑色、裏が紫色(左写真)と、表面と同じ緑の株がそれぞれ混在します。ステムは固く立ち性で、長さは左写真は40㎝程ですが大きな株では中央写真に見られるように1.5m程となります。花は右写真で葉元から2本の花柄が伸び2輪1組で開花するようです。開花時点では緑味(上段)が強く、日が経つにつれ黄色に変化します。株様態からは高温タイプと思われます。Vanda lombokensis
Vanda lombokensisはこれまでも在庫しているものの今回サプライヤーからのトラフ模様の花画像(下右写真)の色合いが良いことから5株程入手してきました。左写真は夜間撮影のため見ずらいのですが炭化コルク取り付け後のその株です。Vanda lombokensis |
新入荷Bulbophyllum
今回入手のバルボフィラムの一部です。左が株で、右がその花です。上段はBulb. pustulatum、3段目がBulb. chrysotes、2段と4段はボルネオ島生息とされる種名不詳種です。こうした種はいずれもバルブ数に依りますが2,500円から3,500円ほどとなります。続大株
マレーシアに21日から出かけ昨日24日帰国しました。順次本サイトで入荷したランを紹介していきます。若干遅れますがサンシャインラン展のプレオーダーは28日頃となる予定です。現在仮植えを行っており一部の本植えも始めました。下写真は本日25日の植え付け株の一部です。いずれも一般サイズと比較してこれまでにない大きさの株です。Phal. modesta | Phal. venosa | |
Bulb. binnendijkii | Cleisocentron merrillianum |
Paraphalaenopsis serpentilingue
8月にマレーシアで入手したParaphalaenopsisが開花しています。10株の中で7株に現在、下写真右に見られるように花芽が発生しました。シンガポールAsiaticgreenの価格リストには本種が45USドル(約5,000円)で、同属であるParaphalaenopsis deneveiがその7倍の350USドル(約39,000円)となっています。いずれもボルネオ島生息種で、Parapahl. deneveiは特に希少種とされ、マーケットにおいて最も高価なランの一つです。一方のParapahl. serpentilingueも、Paraphal. labukensis(同ラン園30USドル)やlaycockii(同ラン園25USドル)と比べれば生息数が少なくParapahl. denevei程ではないものの高価な品種です。しかしAsiaticgreenの販売価格を見る限りParapahl. serpentilingueの45USドルはかなり安価であったためか価格リストにはSold outとなっています。Paraphal. serpentilingue |
Bulbophyllum sp
今月フィリピンから持ち帰った種名不詳のミンダナオ島生息のバルボフィラム3点です。上段が全体画像でそれぞれの株のバルブが中段および花が下段です。中央はBulb. bataanenseに似ているもののさらに調査が必要です。一方、右の株はBulb. basissetumやBulb. trigonosepalumなどの近縁種と思われます。ラテラルセパルの先端がカールしている点で形状はBulb.papulosumに最も似ていますが、中央弁の微小な凹凸が基部のみで全体になく、また基部に裂目がありません。サプライヤーによるとBulb. papulosumとは花の匂いも異なるとのことです。こちらもJournalなどでの調査が必要です。指先と比較し花サイズは凡そ分るかと思います。サンシャインラン展に数点出品します。バルブ数によりますが3,000円前後を予定しています。続胡蝶蘭大株
これまで胡蝶蘭原種の大株をしばしば取り上げてきましたが、7月から今月までの3回のフィリピン訪問で得た株の葉長の大きさは格別で、ロット当たり大株が1-2株が含まれることはこれまで何度かありましたがロットのほぼすべてが大株で入荷したのは過去15年間で初めてです。下写真上段は炭化コルクに取付けた一部ですが、上一列はPhal. mariaeで下一列はPhal. hieroglyphicaです。葉長はいずれも30㎝を越えています。Phal. mariae | Phal. hieroglyphica |
Bulbophyllum hampeliae
2016年OrchideenJournal Vol.4-4で発表された新種のバルボフィラムでフィリピンミンダナオ島北部、東ミサミス州標高1,200mコケ林の生息種となります。Beccariana節でBulb. virescensの近縁種と思われます。種名由来のHampel氏より直接出荷された15株程を今回のフィリピン訪問で持ち帰りました。下写真がそれで、炭化コルク、ソフトFern角材(左写真の右端)およびバスケットにそれぞれ植え付けています。Bulb. hampeliae Luzon |
胡蝶蘭原種大株II
下写真はPhal. lindeniiです。左の3株は今回フィリピンからの持ち帰りで最長25㎝、右2株は一般的BSサイズです。Phal. lindenii |
胡蝶蘭原種大株I
下写真の左上段に吊り下げられた株はPhal. lueddemanniana Mindanao、下段がPhal. mariae、一方、右写真の上段はPhal. hieroglyphica、下段がPhal. schillerianaです。いずれも野生栽培株で35㎝長の炭化コルク付けとなっており、すべて葉長30㎝を超える大株です。ネットに見られる素焼き鉢にミズゴケで植え付けられた同種の実生と比較するとまるで別種の如きです。今回のフィリピン訪問でこれら原種をそれぞれ20-40株持ち帰りました。写真はその中の2株づづを撮影したものです。他の株もほとんどがこのサイズです。Phal. mariaeは蕾を付けている株があり、大株は花数が圧倒的に多いことが特徴で、ざっと数えたところ60個ありました。来年1月のサンシャインラン展にこうした胡蝶蘭大株を10種程出品する予定です。一般サイズに比べこれまで通り1,000円前後高額になる程度ですので、現在のマーケットで見られるこれら原種の小さな実生株よりも安価と思います。Phal. lueddemaniiana(上)、Phal. mariae(下) | Phal. hieroglyphica(上)、phal. shilleriana(下) |
Phalaenopsis hieroglyphica f. flava
フィリピンから今回持ち帰ったPhal. heiroglyphica f. flavaの植え付けが終わりました。Phal. hieroglyphicaのalbaフォームは5年以上前から実生がマーケットに登場し、本サイトでもalbaフォームをフィリピン固有種にも拘わらずマレーシアにて5年ほど前に入手したことがあります。本種の花フォームは多様で本サイトを含め、Phal.netなどのサイトで多数見ることができます。flavaやalbaとされる花フォームには白あるいは薄黄色のベース色にPhal. hieroglyphicaの名の由来であるヒエログリフ文様の黄色の斑点が特徴です。しかし多くはこの斑点が色褪せていたり、単なる棒状斑点であったりと何代にも及ぶ交配の結果と思われる変化が感じられ、美しいフォームは中々見ることができません。Phal. hieroglyphica f. flava |
f. flava |
f. alba |
フィリピン訪問
8日に浜松を立ち11日までフィリピンを訪問し250株程を持ち帰りました。その中には発見者本人からの新種Bulb. hampeliaeや、前回紹介したDen. deloeonii、またおそらく世界で初めての登場と思われ今後マザープラントとなるVanda roeblingiana alba、Phal. hieroglphyca flava、Phal. lueddemannina blueなどが含まれます。バルボフィラムはミンダナオ島からが多く、そのほとんどが種名不詳種です。またDen. papilioのクラスターも入手しました。今回の訪問は原種の本来の姿をサンシャインや東京ドームラン展で展示し、販売するため胡蝶蘭が中心でこれらは13日から順次本サイトにて紹介していきます。Dendrobium deleonii
本種は今年のOrchideen Journal Vol16_2 (2018年4月号)にフィリピンミンダナオ島Bukidnon標高1,300mの生息種として発表されたデンドロビウムです。新種名のデンドロビウムとしては珍しく大型の花で本サイトではその発表から3月後に入手し、今月にはその一部が開花しました。下写真が浜松にて6日に撮影した花です。また今後実生化を図るべく現地でシブリングクロスしてもらいタネを付けた株も入荷しました。Den. deleonii |
Dendrobium rindjaniense
8月に入荷したインドネシアLombok島生息のDen, rindjanienseの炭化コルクやブロックバークでの順化が終了し、開花が始まりました。下写真がその一部です。期待した通り大株は花茎当たりの輪花数が多く、さらに1バルブに3-4の花茎を発生している株も見られます。1月のサンシャインシティラン展には大株での開花を展示することが出来ると思います。Den. rindjaniense |
Bulbophyllum sp North Luzon
昨年、フィリピンにBulb. woelfliaeを注文した株は開花でBulb. catenulatumと分かりミスラベルでした。その後数回開花したようですが、互いに似た者同士のBulb. ocellatumやBulb. pardalotumと同じ場所で混在して栽培しており、これまで取り立てて花の確認をしていませんでした。先日偶然に開花を見て、これまでと異なる花フォームと気が付き、上記の経緯をラン園に説明にしたところ、Bulb. woelfilaeを注文したときin situ(本来の生息場所)の画像がサプライヤーから送られてきたことがあると、その画像をもらいました。比較して同じ種であることが分かりました。それが下写真の上段左です。その他の花画像は浜松にて撮影したものです。昨年3月の歳月記にBulb. williamsiiの変種ではないかと取り上げた種に花形状が類似しており、おそらく同種と思われますが、今回の開花株は一回り小さなサイズでin situ画像に似てラテラルセパルの赤味が強く出ています。Phalaenopsis pulchraとfloresensis
9月にそれぞれ20株程を入荷したPhal. pulchraとPhal. florensensisの順化が終了し、それぞれが頂芽や根を盛んに伸ばしています。下左写真の上段がPhal. pulchra、下段はPhal. florensensisの20株の一部で、全て野生栽培株です。写真の炭化コルクは30㎝長であることから株の大きさが凡そ分かるかと思います。長い葉で30㎝近くあります。左のヘゴ板は1m長です。画像左の1m長の大きなヘゴ板に付いた株は高芽から高芽へと繁殖したPhal. pulchraのクラスターです。Phal. pulchraはフィリピンLuzon島とLeyte島に生息し、これまでの入手状況からはルソン島生息種の花色はやや明るい青紫に白のまだら模様が多い一方で、レイテ島はやや濃色の青紫のソリッドに近いフォームがしばしば見られ写真のクラスター株はレイテ島からです。Phal. pulchra |
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Phal. floresensis |
全蘭サンシャインシティ・ラン展2019
来年1月10日から14日にサンシャインシティにおいて全蘭のラン展が、また2月15日から22日は東京ドームラン展が開催されます。どのラン園も同様と思いますが今月から多忙な出店準備が始まります。本サイトではこれまでに収集したランに加え、今月は2か国を訪問予定しており、かねてからの注文種500株程を持ち帰ります。2016年から今年にかけて発見・発表された新種や種名不詳種など20種近くを含め、主に胡蝶蘭、デンドロビウム及びバルボフィラム、バンダ等をそれぞれのラン会場にて展示・販売する計画です。