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4月
現在(4日)開花中の6種
今年は3月末から高温温室内の昼間の気温は32℃を超える環境になっており、多数の種に新芽の発生や盛んな成長が見られます。下画像のDen. aurantiflammeumは1cm近い幅広のセパルをもつ変種で、一般種の5mm幅とは大きく異なります。この画像はDen. aurantiflammeum varietiesのページに表示しています。
現在(1日)開花中の11種
画像上段右のBulb. sulcatumは当サイトでは初めて登場する種名ですが、本種はこれまでバルボフィラム・サムネイルのsp29としてきました。この種名がこれまで確定できなかったのは、本種がBulb. inaequaleとして入荷したもののその開花で、OrchidRootsサイトに見られるBulb. inaequaleの花色や、IOSPEサイトに記載の花サイズ4cmとは異なり、下画像が示すように花色は透明感のある白色で、花サイズは横幅7mmの超小型種のミスラベルであることが分かり、種名が確定するまでBulb. sp(類似種)としてきたためです。今回のsp29の開花を機に、その形状の類似性からDesmosanthes節を調べたところ、sp29はBulb. sulcatumに最も酷似しており、この種名を取り入れました。しかし本種は画像下の青色種名のリンク先に見られるように、完全に開いた状態ではセパル間スパンが7mmであるものの、下画像に見られるようにやや前屈みな通常状態では5mm前後となり、花サイズに関してはIOSPE情報の1cmとは若干違いがあります。さらなるネット検索では本種に似た種にBulb. sikapingenseが見られます。こちらの花サイズは8mmです。しかしスマトラ島固有種とされることから、Java固有種であるBulb. inaequaleがミスラベル種であったとしても株自体の生息地は間違いはないとすれば、sp29はBulb. sikapingenseとは生息地が異なることになり異種と考えられます。ここで問題は、当サイトではインドネシア生息種の入手はスマトラ島西部に拠点を置くサプライヤーからが多く、sp29のインドネシアからの出荷地がスマトラ島であれば、種名と共にその生息地にも誤りがあるかも知れません。
このように開花して判明したミスラベルの訂正ではあるものの、開花種の新たな種名の決定にもまた上記のような複雑な背景が絡むこともあり、一筋縄ではいかないことがしばしばです。
Den. pandanetiは昨年歳月記10月に90cm長の杉板に植え替えを報告した株で、現在も順調に成長しています。来年は20輪程の開花を期待しています。
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