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3月
現在(10日)開花中の10種
下画像でAerides leeanaは現在34株栽培しており全株が同時開花しています。Bulbophyllum nasica yellowはBulb. championiiとは別種となります。これらの比較画像は Bulb. championiiのページで見られます。画像下の青色種名のクリックで、それぞれの詳細画像にリンクします。
ドラキュラ属ページの立ち上げ
本日(7日)、南米生息のドラキュラ属のページを更新しました。当サイトのトップページの”南米原種/Dracula”メニューから現在掲載の65種のドラキュラ画像にアクセスし、サムネール画像のそれぞれをクリックすることで当該種の詳細画像が見られます。種によっては写真数が少ないものがありますが、それぞれの今後の開花を待って撮影し、順次追加・更新する予定です。
今回のドラキュラページの制作で最も困難であったのは、入手株の種名ラベルミスが多いことと、現在ドラキュラに関するネットサイトに見られるように種名と画像との不一致が多数見られ、また個体差の範囲が広い結果、異種間での花フォームの類似性も高くなり同定が極めて難しいことです。さらにズーム機能による拡大画像はそれなりにあるのですが、類似種の決定的な相違を識別するに必要なリップ詳細情報等が少なく、止む無く種名から得られるネット画像を比較し、多数決で種名を確定することもあって想定外の時間を要しました。今回掲載した中にも種名については要検討種が数点あります。また当サイトに記載の各種の生息域(標高)は暫定的にネット等に見られる公表値の中央値としています。
新ページは65種の掲載ですが現在、未掲載種が17種また種名不詳とされる種も8株ほど栽培しており、今後の開花を待って順次ページを更新していく予定です。栽培しているほぼ全ての株は、MundifloraやEquageneraからのサンシャインや東京ドームらん展での売れ残りを引取った株が集まったものです。振り返ってこうして一つの纏まったページを制作してみると、現在知られているドラキュラ140種程の内の半数ともなる種がよく揃ったものだと感慨する次第です。ここまで来れば、中途半端な情報量に終わらせることなく今後は140種の内の残りの株を全て発注し、1-2年後には入手可能な全種の栽培と情報収集を目指す計画です。なおこうしたドラキュラ属の販売ですが、現状のミスラベルの多さを考えると当面は花確認済みの分け株を予定しています。
現在開花中の9種
温室内ではこのところの異常な気候の変化に、晴天日の日中は30℃を超える一方で雨天日は20度以下となり、温室の換気扇カバーを外し自動運転に切り替えました。この時期は株の根周りを常に適度な湿り気を与えることで盛んな新芽の発生や伸長が見られます。下画像は現在開花中の9種です。画像下の青色種名をクリックすることで詳細画像にリンクします。
現在開花中の6種
現在開花中の6種を撮影しました。Bulb. orthosepalumは2株が開花中で、下画像はその内の1株です。Den. atjehenseは入手が難しい種で、国内をはじめ世界のマーケットにおいても販売実態が見られません。現在本種の大株が5株あり、開花後に株分けする予定です。Den. boosiiのセパルペタルは通常白色ですが、僅かに中心部が薄緑色のフォームも見られます。しかしそのほとんどは開花数日で白色に変化し、緑色が落花時まで保持される種は現在40株程を栽培していますが今のところの確認では下画像の1株のみです。
先月半ばから歳月記の更新が滞っていますが、ドラキュラ属のページ制作に時間が取られているためです。現在当サイトで栽培中のドラキュラはラベル名によると77種、それとは別に種名不詳種が8株ほどあり種別では80種以上で、総株数は400株を超えます。これらはほぼ全てがサンシャインシティや東京ドームドームらん展での南米出店者からの売れ残り株の引き取りによるものです。現在ドラキュラ属は140種程が知られていますが、当サイトではその凡そ半数を栽培していることになります。これらを現在の当サイトのデンドロビウムやバルボフィラムなどのページ構成と同じように種ごとに複数の画像を含めた情報サイトを制作中ですが、その作業は並大抵ではありません。特にドラキュラ属は入荷種にラベルミスが多く、これは花のない株での同定が困難であることや、同一種の中での花色やテキスチャーの違い(いわゆる変種var.あるいはフォームfm)が多数に見られることによるものと思われます。取敢えず60種程をまず来月中旬までに纏めてサイトに掲載し、年内にはフォームの異なる種を含めて100種程のページ制作を目指す計画です。
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